2014.01.24 close-up

エディション・クオバディス社長 ジェローム・ニュス

Jérôme Nusse / Editions Quo Vadis P.D.G.

仏最大の紙製品メーカーグループ、エグザコンタ クレールフォンテーヌグループの創業者一族ニュス家の5代目。2002年Edition Quo Vadis社長就任。60年にわたるダイアリー製造で培ったノウハウをもとに、総合メーカーとしてQuo Vadisブランドの多品目化を積極的に推進。世界60カ国以上でのブランド戦略全般を統括。本社工場のあるナントとパリのオフィスとを行き来する多忙な生活を送る。三女の父。1972年生まれ、41歳。

【常にスーツの胸ポケットに携帯】

『小さくて薄くて、書きやすく、見やすい。 使い方はシンプルに、予定の管理のみで使用』

使っているダイアリーは「プランニング16」(日本未発売)です。 余分なスペースがなく、全てのスペースが一週間見開きバーチカルのみで構成されているシンプルなタイプのものです。リングタイプなので完全にフラットになるのも気に入っています。 ダイアリーは常にスーツの胸ポケットに入れて使っています。小さくて、薄くて、書くときにはフラットになる、そして開きやすいこのダイアリーが自分に合っていると思います。 バーチカルタイプを使っているのは、やっぱり見やすいから。 一目で一週間が分かるのが便利です。このプランニング16は比較的新しいタイプですが、7年前に発売になった時からずっと使っています。 ダイアリーに書くのは予定のみで、To Doやメモは別途、クオバディスのアバナノートに記入しています。

【ダイアリーのスペシャリストとして】

『性別、職業を問わず、幅広いニーズと用途に対応。 あらゆる人にベストなダイアリーの提供を目指す』

クオバディスの強みは、ダイアリーメーカーとしてのケイパビリティ(組織的な能力)があることです。 私たちはダイアリーのスペシャリストですし、60年間の長い歴史を持っています。 月や週や一日を効率的に管理できるベストなダイアリーについて、豊富な種類を持っています。私たちには様々な使い方にも対応出来るラインナップがあります。 性別も職業も問いません。学生からプロフェッショナルまで、数多くの人のニーズを満たす商品を用意しています。 日本のお客様はアンケートの自由記入欄を大変熱心に書く人が多いとのことですが、 本当に感謝しています。日本には長年クオバディスを愛用してくださる方が数多くいらっしゃいますし、個人的に特別なつながり(スペシャル・リンク)を感じています。ありがとうございます。

【アナログならではのあたたかみ】

『ダイアリーを通じて人生を築いていく。 ダイアリーは大切な思い出になり得るもの』

スマートフォンにはダイアリーと同じ情報を入力しています。使い分けではなく、両方同じです。なぜそうしているかと言うと、共有のソフトで会社の人たちが私の予定を把握出来るようにするためです。 ただ個人的には一目で見渡せるアナログのダイアリーの方が好みです。 デジタルとアナログにはどちらにもそれぞれ良さがあって、どちらか一つになってしまうということはないと思います。 新しいものには新しい良さがありますが、同時にこれまでのものにあったものが欠ける場合があります。デジタルは便利ですが、どこか冷たいつながり(コールド・リンク)です。

アナログのダイアリーには何かしら心を動かすものがあります。日記がわりにパーソナルな感情をこめることも出来ます。あたたかみがあるのです。 実際に触れることができ、書いた時の自分の感情が伝わります。無数のクラウド(雲)の中に紛れて消えてしまうものではありません。入力された情報とはそこが違うと思います。 一年一年、ダイアリーを通して人生を築いていく。ダイアリーは、自身のライブラリーに大切に保管する人生の思い出になり得るものだと思います。

食品メーカー PR 瓜生渉さん パリ4区 文具店通りとMelodies Graphiques